石井産業株式会社

和歌山県は昔から紀州・木の国と呼ばれ、林業の盛んな地方です。また、和歌山市は県内産の木材に加えて良質で知られる奈良県吉野材を扱うのに有利な立地条件を備えていたので、古くから木材の集散地として栄えると 共に、建具や家具の生産地としても発展した。　昭和に入っても製材は盛んで、柱や板類を挽く工場、そして襖や障子、みかん箱、蒲鉾板に至るまで分業化が進みました。最盛時、襖は全国の65％を占めるほどでした。　この頃よりすでに米材やソ連材の外材輸入が開始されていましたが、 戦争によって中断され、戦後また少しずつ再開されることとなります。 昭和27年、当社では米材買い付けのため社長自ら渡米しました。このことで当社は、業界で戦後米材の草分けとか、米材に関しては格別の問屋、と称される所以である。
当社では、今でもその使命を背負って、アメリカ大陸をはじめ世界各国より良材の　買い付けを行っております。