開催日時
平成25年1月12日 13:30~15:30
開催場所 ㈱宮本工業
主催 和歌山木材協同組合
講演者 広谷純弘氏(建築家)、小泉誠氏(家具デザイナー)
開会にあたり、和歌山木材協同組合宮本理事長より挨拶を行った後、来賓として見えられた和歌山県知事仁坂吉伸さまよりご挨拶を賜わりました。講師紹介の後、パワーポイントにより事例を紹介しながらのお二人によるトークを来場された130人の方々にお楽しみいただきました。
まず、昨年国土交通省の公共建築賞を受賞した三重県立熊野古道センターを例として、建物の概要とその材料である尾鷲ヒノキの調達、また内装家具に関し、広谷さんより建築として、また小泉さんからは家具デザイナーとしての立場からお話をされました。次に、レインモンド保育園の建物の建築理念について、お二人の掛け合いトークで判りやすく解説されていました。特に、子ども目線や行動学にそくした話は、保育園の先生や一般の子どもを持つ主婦の方でも面白く聞ける内容でした。小泉さんからは北海道で展開している君のイスプロジェクトが紹介され、単にイスをプレゼントするだけではなく、作り手、貰い手の間や、世代間、次世代、又次の世代への繋がりをもったプロジェクトなのだということを説明されていました。
後半は、来場者からの質問を伺いました。質問された方には、お二人よりプレゼントが手渡されました。あっという間に時間が過ぎ、終了間際には会場に見えられました岸本衆議院議員(広谷さんとは同級生)さん、内閣官房副長官世耕参議院議員を紹介させていただき、閉会に当たって和歌山木材協同組合山本副理事長よりお礼と閉会の挨拶を行い、無事講演会が終了しました。
なお、講演会終了後は、講師さんお二人を囲んでの茶話会を約1時間行いましたが、お二人だけではなく、来場された方々が互いにお話や名刺交換をされており、講演テーマである、つなぐ、人と人をつなぐことが、今回の講演会の初期の目的としていましたので、主催者として「良かった」と感じています。
会場の外では、「森の茶室」も建てられ、来場者は面白そうに覗き込み、ブロック化した木組みの面白さ、企画の楽しさを味わっていました。