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年頭所感

皆様、新年明けましておめでとうございます。2014年(平成26年)午年が始まりました。ご家族揃って良い新年を迎えられたこととお慶び申し上げます。

昨年は大混迷時代の始まりでありました。世界は政権交代、景気・経済、領土問題とアジアの緊張、宗教問題においてもかってないほどの異常な一年でした。地球も大震災、異常気象と、記録的な異常が報告されています。

国内においては、アベノミクスの影響で上場企業の6割が増収増益となりました。従来はリストラなどコスト削減頼みだった企業成績が回復、売り上げを伸ばし利益を増やす成長型に変わり始めました。アベノミクス成長戦略効果が円安と内需拡大に向かったのではないでしょうか。

住宅関連も昨年末までに消費税増税による駆け込み需要と木材利用ポイント制度導入の効果が大きな役割を果たし、住宅の着工増に貢献したのではないでしょうか。 しかしながら、我々中小零細企業においては急激に高騰した資材の高騰分をお客様に転嫁することの厳しさ、難しさを思い知らされた一年でもありました。

さて、今年の我々業界としては、四月から始まる消費税増税による消費の駆け込み需要後の需要拡大に向けて、全身全霊を傾けて努力することが勝ち残る道ではないでしょうか。たとえば、アベノミクスの影響の一つである資材の高騰について、その資材の高騰分の価格転嫁を急がなくてはなりません。それに従来の下請け型企業から提案型企業に一歩づつ近づいていくことではないでしょうか。

和歌山木材協同組合もこのような経済・景気情勢の中を前進しなければいけないのです。職員を一名増員しました。財政難を克服しなければなりません。その為にも新しい事業を始めました。その新しい事業を皆で発展さすことです。今一つは、不透明な組合を透明にすることと県との土地問題を必ず今年中に解決することだと思います。そして、この組合が存続し、皆様にタイムリーに新鮮な情報を提供し、進むべき方向性が間違いなく皆様と一緒に生き残りましょう。

そういう意味において昨年も申しあげましたとおり、時代が変わっても変わらぬ事業経営の原理原則、そこから生まれてくる理念は、「企業は人なり」です。我々組合員全員が力を合わせて問題点を一つ一つ勇気と度胸と希望を持って解決してまいりましょう。 最後に、どうか組合員の皆様方の益々のご繁栄とご家族皆様方のご健勝ご多幸を心よりお祈り申し上げ、私の新年のご挨拶といたします。

 

和歌山木材協同組合 理事長 宮本次朗