製材機設置状況 製材機は殆んどヨーロッパ諸国より輸入されて居ったが明治36、7年頃より三重県の菊川鉄工所や愛知県の亀崎鉄工所などが製材機の製作を初めたために国産機が自由に手に入いる様になった事が大きな要因である。  ともあれ、明治維新の改革は藩政時代の一切の封建制度を打破し吾が国は新しい意吹の中に近代国家へと発展し一方、木材業界も又、商業的組織を確立するに至った。 次表は、明治時代に於ける日銀の卸売木材価格の推移である。
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