紀ノ川洪水

紀の川大洪水被害甚大

(明治22年8月)

明治22年8月18、19の両日大雨と大風で紀の川は出水し、午後11時上流の堤防将に決潰せんとし、市は予め市民に戒厳せしめたが果然元海草郡岩橋出島と那賀郡上新田両堤防決潰し、此の洪水合して市の東部を衝き中部以北に奔流横●して全市の4分の3が浸水し、市の東部新町筋78ヶ町と北新17ヶ町が最も惨害を被り北新1丁目から2丁目同7軒町、博労町、中之丁、桶屋町、西仲間町、1、2丁目、東仲間町2丁目などの家屋は浸水床上6尺から7尺に達した。此の洪水による浸水被害町村は紀の川筋256ヶ町村、流失家屋42軒、浸水家屋9,649軒、流失橋梁七、伊勢橋、鈴丸橋、雑賀橋、堀詰橋、

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