よりチップの生産が開始せられ、米材を大量に生産する工場は殆んどチッパー機を併設しチップの生産を行い続いてチップの生産が始められた頃より、オガクズの需要は漸次減少、この対應策としてオガライトの生産が初められたが、価格並び需要等の事情から其の生産量はごく小量に過ぎずオガクズの処理問題が業界の大きな課題となり、特に本市に於ては、昭和43、4年頃より殆んど廻収不能の状態となる。斯様な事情から組合に於てその対策を協議の結果、南港木材港の組合所有にかかる工場要地に炭化工場を誘致し、同所に於てオガクズから灰石炭の2次加工操業を見るに至った。
オガクズの処理対策とともに樹皮の処理方法が製材工場の大きな課題となり組合内に樹皮処理対策委員会を結成し、化学的利用方法や協同焼却場の設置等について研究を進める様な事態となる。

製材工場