住宅産業の発展と製材
 此の間昭和42年南港木材港の完成を見るに至り、外材輸入は益々増加すると共に同工場要地に大型工場が相次いで建設されて本市は清水、広島とならび全国屈指の米栂角の産地として飛躍的な発展を見るに至ったが此の頃より大企業の住宅産業部門への進出と共に、住宅構造も大きく変化し、木材需要や価格も漸次頭打ちの傾向をもたらすに至った。
かかる需給構造の変化につれて、此の対應策として、製品の附加価値の向上が叫ばれ丸いものを角に挽く製材から、2次加工から3次加工更らに宅地造成から住宅建設分野への進出を余儀なくされる傾向をもたらすに至った。
 JAS認定工場制度
 尚此の頃より、製品の規格の統一と質的向上等から中央に於てはJAS認定工場制度が打ち出され本県に於ては、60数工場が認定工場となり、うち本市に於ける認定工場は、11工場となる。
 製材の構造改善計画
 更に最近に於ては、外材製品の輸入増加、大企業の住宅産業の進出と木材代替品の著増等の関係から製材業の経営は益々困難となり、こうした状勢にかんがみ、国に於ては製材業の企業合同地域ぐるみの協業化、スクラップ、アンド、ビルド、適正立地と適正規模等の実現を目的とする製材業の構造改善計画を大きく打ち出し、目下其の作業を進めつつあるのが製材業の近年の実情である。
次表は農林省和歌山統計事務所調査による昭和45年末の本市の製材工場数及び生産量等である。