<和歌山木材港並び貯木場施設概要>
 (昭和42年3月完成現在)
(1)外港泊地
 水深10メートル、1,090,000平方メートル
 15,000トン級大型船舶4隻同時碇泊、木材投下、浮標4基設置
(2)木材整理場
 水深2メートル、310,000平方メートル
(3)物揚場
 水深2メートル、400メートル、水深4.5メートル、270メートル
(4)水面貯木場
 水深2.5メートル、368,000平方メートル
 1回転約700,000石、3回転2,100,000石以上
(5)木材工場用地
 面積326,000平方メートル
(6)一般工業用地
 面積218,000平方メートル
<追 記>
 和歌山の木材業者が永年に亘つて待望してきた貯木場、南港貯木場の完成にあたって、国および県の関係者は、港湾整備計画の機会にあたって、業界の立場を理解されこれが造成に努力をはらわれたことを、業界あげて深く感謝すると共に特に業界人として記憶に新たなことは時の運輸省第3港湾建設局和歌山港工事々務所の加川道男所長の涙ぐましいまで真摯的に熱心に貯木場造成に努力されたことである。
 県の北部臨海工業地帯の造成と、国の港湾整備計画による和歌山港の整備計画が着々進行中の時にあたり、昭和29年、和歌山港も木材輸入港に指定され、年々増加する輸入木材の様相を眺め、昭和36年第2室戸台風により、蒙った業者の損失と、和歌山港の混乱ぶりを、将来において二