10号台風
(昭和45年8月21日)
昭和45年8月21日四国、中国を直撃した10号台風は、各地に甚大な被害をもたらし、その余波をうけて本市に於ては背割堤繋留の木材約12,000立方メートル(約40,000石)が散乱するほか南港木材港整理場の外材全量約3,000立方メートルが港外に流出した。
和歌山木材協同組合木材整理部会では直ちに処理対策委員会を設置、委員長に松本庄藏他認定委員12名を選任し、背割堤散乱材の整理と認定作業を行なった結果、9月中旬作業を完了す。尚認定の結果所有者の判明する有印材は所有者へ、不明の木材は公売により其の代金を適正配分した。
一方南港木材港整理場の流出材については和歌山外材輸入調整会(会長小林謙三氏)がその任に当り、流出量3,000立方メートルの殆んどを回収す。

繋留木材

背割堤と繋留木材