南港貯木場の竣工式挙行
(昭和42年3月)
本市木材業界多年念願の南港貯木場は昭和34年11月和歌山木材協同組合を中心に貯木場設置促進協議会を結成して以来、早期建設に努力す


竣工式


ること数ヶ年、業者の熱意と努力がみのり、昭和38年12月7日起工式を行うと共に工事に着手、爾来4年有余の才月と30数億円の巨費を投じて昭和42年2月完成を見るに至った。
本貯木場の祥細は前記別項の通りであるが、此の貯木場の完成とともに、本市は外材の一大集産地として飛躍的な発展を見るに至り、更に当市木材業界の伝統と歴史に新しい1頁を飾るに至った。当貯木場の完成竣工式は、昭和42年陽春3月28日午前10時より現地に於てとり行われた。当日は和歌山県知事小野真次、和歌山市長宇治田省三、和歌山商工会議所会頭村垣彦次郎、運輸省森本防災課長、その他関係官庁や木材業者、工事関係者など凡そ500人参加、盛大に取り行なわれた。式典は先ず神事に始まり、知事、市長、業界代表の諸氏が玉串を奉典、続いて小野知事が本貯木場