建具工業と木工団地の概要
本市に於ける建具工業は明治初年発祥という古い歴史を有し、木の国と言はれた県内材、吉野材、を利用して木材産業の繁栄とともに栄え、全国的な建具の大産地としての地位を築き戦前では中国大陸、朝鮮等にも輸出されていたが、昭和20年の終戦直前和歌山市の空襲により壊滅的打繁をうけた。
昭和22年より遂次復興し、昭和24年商工大臣より木工団地として指定され住宅復興資材として、京阪神、北陸方面等に大きく伸び、又一部輸出されて来たが、一面県内資材に恵まれた新興産地の抬頭、県内材の枯渇により経営環境は次第に不利な状況となったので県外材の活用に着目し、現在では和歌山港を通じて外材を活用し、生