昭和36年 1961 9月16日第2室戸台風発生、当和歌山市の被害激甚にして、木材流出約190,000石、和歌山木材対策審議会では組合内に災害対策本部を設置、流材の廻集作業にあたる。此の年の12月和歌山木協創立10周年記念式典を開催す。
一方国に於ては木材価格の暴騰を抑制するため木材価格緊急安定対策を実施す。
その他木材の計量単位は尺貫制からメートル法となる。
昭和38年 1963 運搬省港湾審議会に於て和歌山木材港の全体計画を4月審議決定、同7月19日和歌山県議会に於て施工を承認議決、同12月7日起工式を挙行す。
此の年の6月9日木材専用船の第1船"あずまや丸"和歌山に入港す。此の頃より工場設備の近代化や米材に転換する業者が増加す。
昭和41年 1966 市内公道3番地の組合事務所が県の立退き要請により、湊571番地に用地を買い求め、同年7月10日木材会館建設起工式を挙行する。
昭和42年 1967 南港貯木場並び工場団地が完成、同年3月28日現地に於て竣工祝賀式典を挙行す。同年4月木材会館完成、同4月7日事務所を広道3番地から湊571番地に移転、翌5月16日竣工祝賀式を挙行す。此の頃より一般製材の基本計画により、TAS認定工場制度を普及するところとなる。