紀伊銀行 明治28年3月創設。資本金300,000円、同37年四十三銀行に合併、後三和に流る。

紀陽銀行 明治28年4月創設。設立当初は紀陽貯蓄銀行と称し米屋町にあり、同45年7月本町1丁目17番地(現在地)に移転し大正11年1月貯蓄銀行法の改定と共に普通銀行業務専営に改め紀陽銀行と改称し現在に至る。資本金は設立当初50,000円大正14年8月2,000,000円、其後逐次増資。昭和38年600,000,000円現在2,400,000,000円 現在本市に於ける唯一の地方銀行で木材業者の取引も最も多い。

和歌山貯蓄銀行 明治28年8月創立。資本金30,000円、同35年廃止

紀州銀行 明治28年創立。設立当初は川崎銀行新通銀行などと称するも明治33年四十三銀行に合併。

和歌山商業銀行 明治29年4月創立。資本金30,000円、同36年四十三銀行に合併。

和歌山県農工銀行 明治32年7月農工銀行法及び同補助法により創設。当初の資本金600,000円、設立当初は寄合町3番地にあるも同34年北汀町1番地に移転、大正12年2月日本勧業銀行に合併さる。

正金貯蓄銀行 大正2年、匠町に創設。当初の資本金500,000円、大正10年普通銀行に変更するも昭和6年バニックにより閉鎖す。

戸田銀行 大正8年創設。資本金3,000,000円、米屋町にあるも後鴻池銀行に合併し更に三和銀行和歌山支店となる。

紀伊貯蓄銀行 大正10年創立。資本金500,000円。