ージランド材がある。(ラジエターパイン)俗にニュー松と呼ばれているのがそれで、本市では従来南洋材として取扱っていたが、近年輸入量の増加とともに吾が国に於ては、4代外材(米材、ソ連材、南洋材、ニュージランド材)と称し、輸入外材の大きなウエイトをしめている。
特に本市に於ては、その輸入量は米材に次いで第2位の状態にある。
ニュージランド材が本市に初めて輸入されたのは、昭和33年7月23日で、山本進重郎商店が東綿から輸入したのがその初まりである。(第1船はテンワ丸、積荷約800石)
当初の輸入量は、年間凡そ3,000石、内外であったが、その後年々増加、昭和45年度には凡そ63,000立方メートル(約200,000石)の輸入を見るに至った。最近の主なる荷受業者には、山本進重郎商店、中長商店、萩原木材、佐和製材などがある。輸入商社は、東綿、安宅、丸紅、日商等である。ニュージランド材、或はニュー松というのは全部ラジエターパインで原産地はアメリカの中部及び北部、カリフォルニアで、1860年ニュージランドに移植されて以来、通称ニュージランド材と呼ばれるに至り南洋材として吾が国に輸入されるに至った。
ニュージランド材は、生長は極めて早く30年で高さ40メートルから45メートルとなり、世界で最も生長の早い木の1つである。
材質は軽くて、ねばりが強いので一般建築用材のほか、主として箱材や梱包用材に使用されている。本市では萩原木材が梱包材として専門に生産している。