るとの発言あり、4氏は協議の結果左記の諸氏を役員に選任した。
理事 石井堅蔵、西川光義、山本進重郎、掘良造、井上長治、中谷長蔵、太田万造、西村三郎、中島嘉一郎、竹垣栄治、松並清一、島本熊一郎、長谷林平、山口平内、戎喜一郎、
監事 西川晋平、中枌節三
続いて、理事会において、会長に山本進重郎、副会長に石井堅蔵、中谷長蔵、松並清一の3氏を互選して創立総会を終了した。
其後本貯木場設置促進協議会を中心に積極的な運動を展開、当時業界が選定した候補地は、水軒川を浚渫し、この水路を利用し製材地帯に木材を運送する計画を樹立計画図を作成、関係当局に陳情したが、水軒川沿岸の農地の買収その他諸般の事情から本案は失敗、次に和歌浦湾と和歌川口にある海苔漁場を貯木場にとの計画を立案、この計画について昭和36年9月和歌山商工会議所に於て業者と関係業者等が検討の結果貯木場として最も適切な場所であるとの結論に達し、此の協議会の席上、次の様な要望書を作成し、関係当局に陳情これが実現に努めることにした。
<要 望 書>
現下我国経済界の好況に伴って、木材の需要は鰻のぼりに増加して、供給は到底これに追付けない情態となっております。
御承知の通り国内においては、戦時戦後を通じ立木は濫伐に濫伐を重ね森林資源は次第に涸渇しました上に、需要は産業の活况と共に大巾に伸びたことによりまして、需給面において非常なアンバランスを醸すことになったのであります。
この需給のアンバランスは、経済の原則通り、価格の上昇を招くということは当然なことでありますが、之に加うるに、木材資源は奥地化しました事と、作業面でも近代的に機械化することが頗る困難でありまして、労力の増嵩、賃金の高騰は立木価格の高値相俟て、木材価格の高騰え拍車をかけてい