接岸荷役

1万トン岸壁と製品の接岸荷役


和歌山港埠頭(10,000トン岸壁)完工
和歌山県当局では、和歌山木材港の建設と共に昭和41年度より本港の南港防波堤ぞいに、外国貿易専用の10,000トン岸壁を建設中であったが、昭和45年末第1期工事(工事費530,000,000円)完成を見るに至った。此の岸壁は長さ185メートル、巾120メートルで岩壁の水深は10メートル、15,000トン級の外航船が自由に接岸でき、木材も製品なら同所に於ける荷役が可能で、昭和45年8月カナダよりリングバード号が製品約15,800石を積んで、テストケースとして接岸荷役を行った。此の製品の輸入商社は丸紅飯田、荷受業者は㈱中長商店他数社、本船の接岸荷役は当市業界では初めてであるが、本埠頭の完成と共に荷役の迅速に多大の効果をもたらしている。
尚県では47年度完成を目標に工費約600,000,000円