チリー津波
(昭和35年6月)
南米チリーに発生した津波は遠く日本の太平洋岸を襲い同地方沿岸の被害多額にのぼるも幸い本市は港内繋留木材が散乱する程度にして被害は皆無の情態であった。
第二室戸台風で倒壊寸前の工場
第2室戸台風
(昭和36年9月16日)
流出木材約190,000石
昭和36年9月16日午前10時突如四国、中国、近畿一円を襲った第2室戸台風は本市にも甚大な被害をもたらした。時恰も外材輸入の最盛期でもあり、和歌山港をはじめ土入川、和歌川、下津港などの木材繋留可能な場所は木材で充満していたため、この大台風による被害は実に甚大にして流出量は190,000石の多きに達した。
災害発生と同時に和歌山木材災害対策審議会は直ちに組合内に災害対策本部を設置し、組合員を手分けして漂流材の廻集作業に着手した。
又一方港内整理のため、海上自衛隊の出動要請をも考へ、県災害対策本部と協議を進めたほどであ