山口 平内氏…木材統制が解除されたのは昭和25年で終戦からそれまでの間は、統制的な業務を取り扱うための林産会法という法律ができて、
座談会出席諸氏の一部
団体によって、いわゆる統制的な復興資材や供給を行なった。林産会法によって県下流域別に林産組合が設立され、和歌山には和歌山木材林産組合が設立された。この林産会法という法律がなくなったのは昭和25年でこの時をもって統制が全面的に解除された。続いて中小企業等協同組合法という法律が出て従来の林産会法による和歌山木材林産組合が和歌山木材協同組合に移行した。これが現在の和歌山木材協同組合で今年で丁度20年になる。
(二) 内地材の移入と外材輸入の推移
(A)内地材の移入の推移
平野 林平氏…昭和25年頃までは個人の生産材よりも、地木社当時の生産したものを扱っていたものが多いように思う。終戦後私は1番最初に扱ったものは、根来山の官材の松材であった。こ