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平成15年9月30日発行

SMILE WOOD NEWS

情報コミュニケーション誌

第10号

 

全国木材産業振興会

早田理事長に林野庁長官感謝状

片山副理事長に全木連会長表彰状

 

(社)全国木材組合連合会と全国木材協同組合連合会が主催する第42回全国木材産業振興大会が『築け「木づかい」新時代 木材の利用で進む美しい森林づくり』をメーンテーマとして、10月18日、香川県県民ホール(高松市)において開催された。第1部の大会議事では、別掲の大会宣言を満場一致で決議した。第2部は、愛媛大学農学部長の泉英二氏による、「二十一世紀をどう造るのか-木材を使う新しい意義-」と題する記念講演。第3部の表彰式では、退任団体長表彰、木材産業功労者表彰、協同組合事業功績者表彰が行われ、本県からは、早田理事長が林野庁長官感謝状、片山副理事長が全木連会長表彰状、伊都橋本木協森副理事長が全木協連会長表彰状を受賞した。

全国木材産業振興大会

第1部の大会議事では、国歌斉唱の後、俊成愛媛県木材協会会長の開会のことばがあり、続いて全員で物故者に黙祷を捧げた。開催地を代表して樋口四国支部長・香川県木材協会会長が歓迎の挨拶を述べ、次いで、主催者を代表して、大会会長の庄司橙太郎全木連会長が挨拶を行った。庄司会長は挨拶の中で、昨年の大会(平成18年10月27日、於.広島市)以降の木材業界を取り巻く状況は、住宅着工戸数の順調な推移、木材輸入環境の変化等により、業況の改善が期待されていましたが、本年度に入ってからの住宅着工戸数は昨年に比べて減少に転じています。特に、この夏以降は大幅着工減となっています。長い間苦しんできている木材産業、地域の森林・林業は、依然として深刻の度を増していると言わざるを得ないとし、これまで以上に木材の需要者・消費者を重視して木材加工体制の整備や製品・技術開発に取り組み、安心して使っていただける品質性能の優れた木材製品をきちんと安定供給する体制を構築することが必要であり、木材利用推進にについても、「木づかい運動」の推進を中心に関係者の知恵、協力も得ながら、わかりやすい木材利用推進に粘り強く取り組み、さらに、木質バイオマス利用についても積極的に取り組まなければならないと述べた。 来賓祝辞では、農林水産大臣(代理=島田泰助林野庁林政部長)、国土交通大臣(代理=越海興一木造住宅振興室長)、真鍋武紀香川県知事、大西秀人高松市長から木材産業を支援・激励する言葉が述べられた。来賓紹介、祝電披露の後、大会宣言決議案を北岡高知県木材協会会長が提案し、満場一致で議決した。これを受けて、庄司全木連会長が決意表明を行い、業界自らの取り組みはもとより、関係方面へも強く要請し、決議内容の早期実現を図る決意であり、そのためのご支援、ご協力をお願いしたい旨を述べ、第1部を終了した。

 

全国木材産業振興大会

 

宣言決議

1.建築物の安全・安心への取り組みに応え、JAS製品を始め、信頼性の高い木材の普及・定着に全力を上げよう

1.川下産業・消費者と連携し、地球環境と健康に優しい木材、木質バイオマスの利用を推進しよう

1.違法伐採に対する取り組みを前進させ、合法木材の普及と供給、原産地表示を推進しよう

1.木材産業の構造改革をさらに推進し、中小企業対策の充実と山村の活性化を図ろう

1.森林吸収源対策等を着実に推進するための安定的な財源を確保しよう

ゴルフコンペ

 平成19年11月18日(日)に第12回和歌山木材協同組合理事長杯のゴルフコンペが国木原ゴルフ倶楽部に於いて行われました。   当日の参加者は、27名でしたが、県木連会長さんも参加していただき、早朝のスタートで、天気はすぐれない一日でしたが、皆さん和気あいあいの中で楽しいひと時を過ごされました。   秋空に豪快なショットも珍プレーも有ったようでしたが、和歌山代用燃料㈱の中尾専務さんが前回に引き続き連続優勝されました。

ゴルフコンペ

建築着工
 
建築物の安全性確保を図るための建築基準法等の一部を改正する法律の関連で、7月、8月、9月の新設住宅の着工戸数の減少は、年率換算で百万戸を大きく下回る大幅な減少となっており、これに伴い資材の発注量の減少、木材価格の低迷などにより、木材産業の経営にも影響を与えている。 このようなことから、国土交通省は、平成19年10月9日に改正建築基準法の確認申請手続きの円滑化が図られるよう、実務者に対する情報提供等、更にその一層の徹底を図るとともに、建築関連中小事業者の資金繰りを支援するため、①政府系金融機関等に特別相談窓口を設置、②セーフティーネット貸付の適用、③既往債務の返済条件緩和の対応についての措置を講じた。
セーフティネット
○対象となる事業者
  社会的、経済的環境の変化等外的要因により、下記の①から④のいずれかの経営状態になっており、中長期的に業況が回復し、発展が見込まれる中小企業者
  ①最近の決算期における売上が前期に比し10%以上減少していること、又は、最近3ケ月の売上高が、前年同期を下回り、かつ、売上減少が見込まれること。
  ②最近の決算期における純利益額又は売上高経常利益率(償却前)が前記に比して悪化していること。
  ③最近の取引条件が、回収条件の長期化又は支払条件の短期化等により、悪化していること。
  ④社会的な要因による一時的な業況悪化により資金繰りに著しい支障を来している又は来すおそれがあること。
○対象となる資金
  経営基盤の強化を図るために必要な長期・短期運転資金(商手割引含む)
○貸付条件
  ①金額・・・長期・短期 それぞれ4億8千万以内
  ②利率・・・長期貸付については、担保条件、財務内容等によって、下記「基準金利」に所定の利率が上乗せされます。
       平成19年12月12日現在の基準金利 長期貸付:年2.30%~2.40%  短期貸付:年1.875%以上
  ③期間・・・5年以内、特に必要な場合は7年以内(うち据置1年以内、特に必要と認められる場合2年以内)
  ④保証人・・・保証人免除の特例があります。
  ⑤取扱期限・・・平成24年3月31日
○必要書類等
  3期分の決算書、月別売上資料、最近の試算表等をご用意ください。
○お問合せ先
  商工中金和歌山支店営業一課(担当:木下氏) TEL:432-1281

かつら木材

 

 木材活性化委員会主催の視察研修が、去る11月9日、組合員19名の参加を得て、㈱かつら木材商店(すさみ町)、㈱山長商店(田辺市)において行われたので、その概要を報告します。
一行は、11月9日(金)午前8時和歌山木材会館をバスで出発、阪和自動車道を快適に走行、南部で自動車道を降り、国道42号線を周参見まで走り、午前11時前に㈱かつら木材商店に到着した。先ず、桑本営業部長より会社概要の説明があり、質疑応答、その後工場内を視察、途中から、かつら社長も合流していただき、桧の香りのする中を説明を聞きながら、本社工場の視察を終え、その後、きのくに企業組合の製材工場に移動、本工場は新しい工場でグレーディングマシンを設置、製品に強度、人工乾燥の表示を行なっている。
㈱かつら木材商店、きのくに企業組合とも桧専門工場で、役物を主体とした工場である。
午後からは、㈱かつら木材センターのプレカット工場を視察、鉄工所後の建物を利用した工場で、広々とした空間にプレカット機械が設置されており、加工された製品は大半が京都方面に出荷されている。

きのくに企業


午後3時ころ、田辺市に移動、㈱山長商店の製材工場、プレカット工場の視察を行った。最初に二階の会議室において、鳥渕専務並びに榎本常務から会社要覧、パンフレットに基づき説明を受け、懇談を行った。懇談会では種々の質問が出され、有意義な懇談会となった。また、製材工場、プレカット工場の案内を受け、合理化された生産設備により加工される製材品、プレカット加工品を見学した。
製材工場は人工乾燥構造用製材、機会等級区分製材のAタイプJAS認定工場であり、インクジェットにより強度、人工乾燥の表示を行なっている。㈱山長商店の創業は江戸中期で林産物、木炭問屋、林業を営み、昭和13年榎本長平氏(現社長の父親)が木材業を始めている。昭和27年には㈱山長商店を設立、平成9年にプレカット工場を新設、操業を開始している。販売先は関東方面が主で、流通業者の㈱モックを子会社として経営している。
㈱かつら木材商店、㈱山長商店は共に国産材製材工場とプレカット工場を経営しており、充実しつつある国産材資源の需要拡大に取り組んでいる経営姿勢が大変参考になった視察研修であった。

 

山長商店